こんばんは。
現役女性ママMR、ずーるです。
驚きの記事、そしてそういう時代だなと考えさせられる時代が来ました。
生活習慣病を管理するアプリをアステラス製薬が発表したのがつい最近。
やはり世界はかなり先を歩いているんですね…
治療にアプリを、しかもゲームで行う。
ポイントをまとめてみます。
①デジタル薬
今回はスマートフォンでゲームをすることによって治療するためのアプリがこれにあたります。
飲む薬と違い実体がない薬ですね。
ゲームをすることが脳の刺激になり、その刺激が注意機能の改善に関与します。
②臨床試験済み
なんとこのデジタル薬と呼ばれるアプリ、臨床試験を行い有意差が出ています。
臨床試験では二つの種類のアプリを試したようですが効果があったのは小児のADHD。
注意機能に対する改善が見られており、米国で現在FDAに申請中です。
薬としてアプリが申請される時代…
仮想通貨やクラウドファウンディングといった2.0世界が製薬業界にも流れ込んできた、といったところでしょうか。
かなり縛りの厳しい業界の中でこの動きは大きな流れを作って行くことになりそうです。
③考えられること
アプリが薬になる、と言ったことが起これば現在の薬のあり方はがらっと変わります。
医療用医薬品であるならば処方箋が必要です。
処方箋を医師からもらって薬局でアプリをダウンロードする??
ちょっと想像がつかない…
薬局サイドも患者さんに服薬指導は何を行うんでしょうか。
アプリのダウンロードの仕方?
携帯会社かな?って感じになっちゃいますね。
添付文書が攻略本とかになるのかも。
そして似たアプリが無料アプリで出てきたりするんだろうな
そうなったらプラセボ効果で効く人なんか出てくるんでしょうか。
プラセボとは偽薬を指す言葉で本当は薬を飲んでいないのに症状が良くなることを言います。
アプリは成分ではないから単純にアプリを使った人、使わなかった人でしか比較ができないし…
もし無料アプリが真似してくることがあればそちらに人が流れるでしょうね。
④疑問
よっぽど特殊なゲームなのかどうか。
今の時代スマートフォンを触る人がほとんど。
ADHDの患者さんの数は増えてきています。
他のゲームではだめなのか?
何か代われない要素があるのでしょうか、
気になりますね!
⑤まとめ
なんとアプリが薬になる時代。
アメリカで申請がされたとのことですが今回は塩野義さんが提携したので日本に来る日もそう遠くはないのかもしれません。
いつも塩野義さんの手法は面白くて好きです。
ADHD以外にも精神疾患に効くものが出てきたらさらに面白いかな。
では。