こんばんは。
ずーるです。
人事異動発表と同時に早期退職を募る製薬会社は増える一方ですね。
薬の売上が下がれば社員を賄えなくなるのでその選択は仕方ないのかもしれません…
ジェネリック化は止めることができなければこの波はさらに続くでしょう。
早期退職が増えること。
現場にいる人間からすると悪循環を想像します。
こんな感じ。
早期退職を募る→人が辞める→抜けを埋める人はいない→人が足りない→担当エリアが増える→仕事が増える
私は現在育休中ですが産休育休も同様に人が足りなくなるので悪い流れに捉えられることはもちろんあります。
産休育休は辞めるのと違って席はあるけど人がいない、という状態なのでより悪くとらえられることもあるかもしれませんね。
それもこの時代、変わってきてはいますが。
こういった時に助けになってくれるのが”コントラクトMR”です。
最近これを採用する企業はどんどん増えていますね。
ではコントラクトMRとは何か、見ていきましょう。
『コントラクトMR』
①コントラクトMRとは
簡単に言いますと派遣のMRさんです。
所属は製薬会社ではなくMR業務のアウトソーシングを行うCSOに勤めます。
製薬会社とCSOは契約を結び、CSOから登録されたコントラクトMRが製薬会社の社員としてエリアをもって担当します。
名刺ももちろん派遣先の名刺を活用しますので医療関係者の方から見たら区別はつきません。
②コントラクトMRであることのメリット
色々な製薬会社をまわることになるので様々な領域を担当することが可能です。
より、医療関係者に多くの知識をもって面談することができるようになるかもしれませんね。
また一つの職場ではないので環境が変わることで人間関係や薬についてもある程度の我慢で乗り切れる、という点もあります。
本当に働きたい製薬会社を見極めるにはもってこいかも。
基本的には2~3年で一つの製薬会社とは契約が終了します。
が、会社によってはその働き方を見て引き抜くこともあるそうです。
私の知っている方は今配属されたところがよすぎるのでそこで採用してもらえるように日々「ここに入りたい」とアピールしてると聞きました。
そして一番多いのは地域限定でMRを行えること。
メーカーは全国転勤ありきで入社しますがコントラクトの場合はある一定のエリアを選択して仕事をすることができます。
ママさんMRなんかはこれだとすごく働きやすいですね。
あとは介護がある方なんかもこちらに転職する方が多いです。
③コントラクトMRであることのデメリット
そのためいくらA製薬の名刺をもっていても給与や福利厚生はCSOに準ずるのでそこで差が出てきます。
コントラクトMRでは住宅手当のない会社が多いです。
その分正規のMRに比べたら年収は下がります。
またエリアを狭めている、ということはそのエリア内で仕事が来なければ次の仕事はないということにも注意が必要です。
製薬メーカーからの依頼があって初めて成り立つのがコントラクトMRですのでこの昨今どんどんMR数を減らしたり新薬が出る確率が減っていることから今後仕事があるかどうかの不安もありますね…
新薬期間が終わったら契約が残っていても一方的に契約をきられる、なんてこともあります。
④まとめ
人が抜けたときに重宝されるコントラクトMR。
ライフイベントの多い女性の働き先としては非常にいいと思います。
ただ転職でここに入るのであれば先を考えて知識を蓄えて、製薬会社のMRを目指すほうが待遇などを考えるといいのかもしれません。
かといって私のいない席を助けてくれているのはおそらくコントラクトMRなんだろう…
お世話になってます、ありがとうございます。
残り続ける仕事になるかは分かりませんが女性が働くことが増えている日本ではしばらく残り続けそうですね。
では。