こんばんは。
現役女性MR、育休中のずーるです。
MRの仕事といえば医師と面談して薬の話をする、というのがメインです。
が、もちろん他にも医療機関に向けて行う仕事は存在します。
今日はその中でも説明会、いわゆるプレゼンについてまとめます。
『説明会とは』
①面会よりも詳しく話を聞いてもらえる営業方法
説明会はいわばプレゼンテーションです。
薬の説明をパワーポイントで行います。
なぜこれが効果的なのか。
面会の場合は他のメーカーも同じ時間に訪問している場合がほとんどです。
そのため自分の会社の話以外にも多くの情報を得意先は聞いています。
インパクトがないとなかなか覚えてもらうことは難しいのです。
でも説明会は事前に医療機関に行う時間を予約して行います。
基本的には1回に1社が行いますのでその薬の情報だけを見聞きしてもらうことが可能です。
聞く側も聞く体制になった状態で参加するので質問しやすい状況であることもメリットです。
②お弁当を用意するケースがほとんど
当日参加してもらえた医師にはお弁当を用意するケースが多いです。
どうしてお弁当を用意するかというと医師のお昼休みや勤務終わりの時間に開催することが多いからです。
参加しないともらえません。
このお弁当選びも試されています笑
価格、味などお弁当はピンキリですので変なものを選ばない様にリサーチします。
前回行ったメーカーが何のお弁当だったか知らないと同じお弁当になってしまった、なんてことも。
飽きられない様にそういうところも聞き取って当日用意します。
③面会よりも事前準備を念入りに
お弁当を出して自分の会社の薬だけ聞いてもらえるわけですから面会よりも熱の入った準備が必要になります。
ただデータを紹介するだけでは全く意味をなしませんので質問対策したり、論文読み込んだり。
ここのアレンジはMR毎に異なります。
新人のうちは周りがかなりのサポートをしてから挑むことが多いです。
④使えるものは決められている
アレンジは話す内容、準備にしかできません。
プレゼンといっても製薬業界は国に定められていることが多く自由にはなかなかできません。
説明会で使うスライドは事前に会社が厚生労働省に提出し許可を得たもののみとなっています。
加工したりしたら違反です。
かつては色んなスライドが使われていたって話ですが命に係わる薬ですからここまで厳しくなったのはむしろいいことかな?
話すスキルを問われますね!
以上です。
説明会はしっかり理解してもらえればその日から新しく薬を使ってもらえるかもしれないチャンスです。
面会を何度も繰り返してやっと使ってもらえるのと1回の説明会で使ってもらえるのではかかる時間が違います。
時間も貴重品です。
無駄のない営業活動のために説明会を行いましょう。
では。