『薬を紹介してます否自分を売りに行ってます』
こんばんは。
今日は他業種とは違った薬の流れからMRがどんなことをしているのか書きます。
まず薬は製薬企業が大変長い時間をかけて研究、開発をします。
今飲んでいる薬は世の中に出る前に10年以上かかっているものがほとんどです。
最近は研究され尽くしてきていて、新薬が出ることは非常に珍しい。大きな成果です!
だからね、いくら小さい会社でもそれが凄いことなんだって就活生には分かって欲しい!
研究開発の面々と飲んでるとその熱量に泣きたくなるよほんと。
大きな会社は全社員を賄うために毎年新薬がなきゃやっていけなくても小さな会社はたった1つ薬が出るだけで社員を何年も賄える可能性があるのです。
そして世に出た薬は国によって価格を決められ、卸店を通して薬局におろされます。
ここで初めて価格の交渉が行われるので前回の記事に書いたようにMRは価格には関与できません。
またさらに特殊なことに薬は基本的には処方箋がないともらえませんよね?
つまり使う患者さんに届くまでには
製薬企業→卸店→薬局、医師→薬局→患者さん
ととても長いやり取りが行われているのです。
よくお米一粒88の苦労がーと言いますが薬一粒にも同じことが言えると私は思っています。
家にたくさん残って捨てちゃいます!なんて人は家にある分を先生に言って減らしてもらいましょう!!
さて、じゃあMRはこんな流れの中で何してんの?って感じですね
MRは…薬の紹介を病院やクリニック、薬局などにしに行ってます。
ってのが表面。
いきなりこの薬いいです!って言って使ってもらえるわけありませんし販売してから数年経った薬の紹介なんていらないって言われてしまいます。
それに画期的な新薬はMRが介入せずとも医師が勉強して処方しますよ。
その画期的な新薬も数年経ったら新薬ではなくなるのだけど…
そうじゃない、今までもいくつも薬が出ているような領域で使ってもらうには医療関係者との信頼関係が必要です。
その信頼関係を構築するために訪問して自分を売っていきます。
それができて初めて処方してもらえたりするのでしばらくは忍耐です。
これがしんどいけどそれが数字よりもなによりよりも嬉しくなる瞬間。
その積み重なりが営業の結果=売り上げになってきます。
MRのやっていることの大枠はこれです。
次回からは大枠の中身を記事にしていきます!
女性ならではの部分に到達するにはまだ長いな…